都市鉄道のパープル&レッドライン、運賃上限20バーツを11月末まで延長

【タイ】タイ政府は9月30日の閣議で、都市鉄道のパープルラインとレッドラインの運賃上限20バーツの措置を11月30日まで延長することを承認した。同2ラインの運営会社はそれぞれ、「新政府から延長の指示がない」として、通常運賃に戻す準備を進めていた。

 パープルラインとレッドラインは2023年10月以降、運賃上限20バーツを先行して実施、政府が1年ごとに延長していた。前政権は同制度をバンコク都市鉄道の全路線に広げる計画を立て、10月1日に開始するはずだったが、関連法の成立が間に合わず、政権交代も重なって実施には至っていない。新政権を率いるアヌティン・チャーンウィーラクーン首相は実現困難という見方を示しており、パープルラインとレッドラインの上限20バーツの措置も、も9月末に期限を迎えて終了するとみられていた。

 政府は9月30日の閣議で、財務省など関係機関の代表を含む合同委員会を設置し、制度の効果検証と今後の方向性を検討することも承認した。

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パープルライン 写真:バンコク・エクスプレスウェイ・アンド・メトロ(BEM)

レッドライン 写真:タイ国鉄

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