【タイ】タイ工業連盟(FTI)自動車部会が6月24日に明らかにしたところによると、2025年5月の自動車生産台数は前年同月比10.3%増の13万9186台で、2023年7月以来22カ月ぶりに増加となった。中国勢がけん引する電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド(PHEV)の生産が伸びたもよう。内燃(ICE)も多少は持ち直しているという。前月比では33.51%増と伸びがさらに目立つが、1~5月では前年同期比7.82%減の59万4492台にとどまった。
国内(新車)販売台数は5月、前年同月比4.7%増の5万2229台。1~5月は前年同期比3%減の25万2615台。 完成車の輸出台数は5月、前年同期比9.2%減の81万71台。1~5月は前年同期比13.6%減の37万1359台。
FTI自動車部会のスラポン・パイシットパタナポン顧問は、輸出台数の前年比減に関して、米国の関税政策が世界貿易に影響を及ぼし始めているとした。国内ではやはりBEVの需要が伸びており、価格もこなれてきたことにより、ICEやHEVを含めた販売倍数は今年60万台に達する見込みを示した。