【タイ・日本】総合食品メーカーのヤマモリ株式会社 (本社:三重県桑名市)によると、日本で外国産米の輸入量が増えている。コメ価格高騰を背景にしたもので、輸入元のトップは米国、次いでタイとなっている。
タイから輸入されるコメはジャスミン米(ホームマリ、香り米)が多く、2025年第1四半期は前年同期比162.3%増で2776トンを超えた。家庭での日本米の代替、タイ料理など外国料理店での切り替えで需要が伸びたとみられる。
同社によると、日本へのジャスミン米の輸入量はもともと、タイ料理の普及で年々増加傾向にあった。一方のタイは今年、輸出市場の縮小や競争力の低下などでコメが売れず、国内でだぶつき価格が下落している。
ヤマモリは1889年創業の老舗総合食品メーカーで、しょうゆ醸造業として祖業。カレーを中心にタイ料理を多く販売している。
ヤマモリ・ホームページ:https://www.yamamori-thaifood.jp/