予想どおりのコメ輸出不調、1~3月は30%減に

【タイ】タイ・コメ輸出業者協会のチューキアット・オーパートウォン名誉会長が明らかにしたところによると、タイのコメ輸出は1~3月、前年同期比30%減の210万トンにとどまった。同会長は昨年後半にはすでに、今年のコメ輸出が減少に転じると予測していた。

 タイの2024年の通年のコメ輸出は1000万トンで、今年は750万トンが見込まれているが、今年第一四半期の30%減という状況から、当初の予想よりさらに落ち込む心配がある。

 主な理由は、インドがこれまで抑えていた輸出量を再び引き上げたことや、タイ米を輸入していたインドネシアが引き締めを行っていることなど。インドネシアは今年、タイから100万トンを輸入するとしており、通年では持ち直す期待があるが、米国が相互関税で税率を引き上げた場合、状況はさらに悪化するとみられている。米国は、タイの高級品種ジャスミン(ホームマリ)米の最大輸入国だという。

 タイは昨年、米国に83万トンのコメを輸出、うちジャスミン米は63万トンを占める。

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資料写真:newsclip

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