タイ国会議長にイスラム教徒のベテラン政治家

【タイ】タイの議会下院は4日、下院議長(国会議長)に、深南部のマレー系イスラム教徒を支持層とするプラチャーチャート党のワンムハマッドノー・マター党首(79)を選出した。

 ワンムハマッドノー氏は深南部ヤラー県出身のイスラム教徒。1996~2000年に下院議長を務めたほか、1990年代から2000年代にかけ、副首相、内相、運輸相などを歴任した。プラチャーチャート党は5月14日の議会下院(定数500)総選挙で9議席を獲得し、151議席で第1党となった革新系ガウクライ党(ムーブフォワード党)、141議席で第2党となったタクシン元首相派プアタイ党など7党と連立政権樹立を目指している。

 下院議長ポストをめぐっては、ガウクライ党とプアタイ党が獲得を目指して衝突し、妥協案として、ワンムハマッドノー氏の就任が決まった。

 下院第1副議長にはガウクライ党所属で元獣医のパディパット・サンティパダー議員(41)、第2副議長にはプアタイ党のピチェート・チュアムアンパーン議員(60)が選出された。

ワンムハマッドノー氏(写真提供、タイ国会事務局)

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