タイ国内10県で麻薬撲滅90%達成 首相「来年ソンクラーンまでに実現」

【タイ】ペートーンターン首相は訪問先の東北部ローイエット県で11月1日、麻薬撲滅モデル県に指定された国内25県郡のうち10県で、来年2025年4月のソンクラーン(水かけ祭り、タイ正月)までに90%の撲滅達成を明言した。関係機関が連携して取締を強化、中毒者に対しては医療機関での治療を提供し、犯罪再発を防ぐための求職も支援するといった内容を説明した。

 モデル県25県郡では今年中旬、タイ麻薬取締委員会事務局(ONCB)が中心となって取締を強化していた。同局は東部チョンブリ県、東北部コンケン県、南部パタニー県で成果が上がり、各県民からの評価を得たと報告していたが、25県郡にはとうてい及ばなかった。

 ペートーンターン首相が今回挙げた10県は、中部パトゥムタニ県、ウタイタニ県、プラチュアップキリカン県、東部ラヨン県、北部チェンマイ県、東北部サコンナコン県、ナコンパノム県、南部ナコンシータマラート県、トラン県、ナラティワート県。ローイエット県は含まれていないが、県全体とペートーンターン首相が訪問した県内タワットブリー郡が2か所として取締強化の指定を受けており、セーター前首相も「2024年9月までのローイエット県での麻薬撲滅を目指す」としていた。

写真:タイ首相府ホームページより

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