タイ地方公務員採用試験で不正、関与疑いの職員を停職処分

【タイ】地方自治体の採用試験をめぐる大規模な不正事件で、北部ペッチャブーン県ウィチアンブリー郡の自治体職員が関与した疑いが浮上し、県当局が当該職員を一時停職処分とした。受験者から賄賂を得て、希望職種に合格させていた。

 一時停職となったのは、バンコク北郊ノンタブリー県バーンヤイ郡の企業に出資していた、ウィチアンブリー郡の戦略・予算部長。警察と汚職取締委員会(NACC)が家宅捜索として同社に乗り込んだ際、公務員ら10人が地方公務員採用試験の答案を修正しており、全員を現行犯で逮捕。ウィチアンブリー郡の部長の関与が疑われるに至った。受験者は希望職種に応じて35万〜80万バーツ(170万~400万円相当)を支払い、合格を得ていたもよう。不正は3000人分の答案に及び、押収された改ざん済み答案は2000枚に上った。

 警察とNACCは、今回の不正が単独で実行できる規模ではなく、ウィチアンブリー郡の部長が首謀者である可能性は低いとみている。ノンタブリー県の同社は不動産業者として登記されており、部長は共同出資者として名を連ねている。

 内務省地方自治振興局は2025年、シーナカリン・ウィロート大学に試験運営を委託し、全国で6669人を採用するための試験を実施した。しかし不正疑惑が取りざたされ、アヌティン・チャーンウィーラクーン首相兼内相が試験結果の無効と調査を指示した。

写真:POLICE News Varieties

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