【タイ】農業協同組合省は、侵略的外来種「ブラックチンティラピア」の繁殖が続いているとし、全国規模の駆除と利活用を含む緊急対策を指示した。過去1~2年で各地の複数県の水路に拡散し、在来水生生物に影響が出ている。
同省は傘下の水産局に対し、拡散防止と駆除の対策を急ぐとともに、状況と進捗を毎日報告するよう求め、1週間以内に具体的な行動計画をまとめるよう指示した。
ブラックチンティラピアの商業利用や家庭での消費を促して経済価値を生み出す取り組みと、拡散防止・駆除の強化が柱となる。同省は、タイ科学技術開発庁(NSTDA)や高等教育科学研究革新省と連携し、新たな製品開発に向けた研究も進めている。
こうした動きを受け、5月21日には東部サムット・プラーカーン県プラプラデーン郡内の運河で、大規模な駆除作業が行われ、100人以上の政府職員や地域住民が参加した。捕獲量は計量中で、数百キロ規模に上るとみられる。
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