バンコクのタクシー安全対策をデジタル化 陸運局が乗客向け新システム導入

【タイ】運輸省陸運局(DLT)は、バンコクのタクシー利用者の安全性、透明性、利便性を高めるため、デジタル管理システム「Taxi Dee Prom(Taxi ดีพร้อม, タクシー・ディー・プローム)」の運用を開始した。スマートフォン向けアプリ「DLT GPS NOTICE」を通じて利用でき、運転手の身元確認や走行状況の追跡、運賃の目安確認、サービスに対する評価や苦情の即時送信が可能となる。6月までに、首都圏で登録されているすべてのタクシーへの対応を完了させる予定。

 ソーラポン・パイトゥーンポン陸運局長はこの取り組みについて、公共タクシーサービスを現代のデジタル生活に適合させると同時に、乗客の安全確保を強化する狙いがあると説明。システムはQRコードを活用し、運転手と乗客の双方を陸運局の管理プラットフォームに直接結び付ける仕組みとなっている。

 バンコクには現在、7万8894台の登録タクシーがあり、このうち8132台がすでにQRコード付きステッカーを掲示している。アプリを実際に利用している運転手は3620人に上る。

 QRコードのステッカーは用途別に3色に分けられている。紫色は運転手用で、フロントガラス右上に貼付され、運転手本人であることを示す。青色は乗客用で、後部座席側の窓に掲示され、車両や運転手の情報確認、運賃の概算表示、サービス評価や苦情の送信ができる。赤色はトラブル報告用で、読み取ることで運転手の顔写真、氏名、車両情報、免許の有効状況などを確認でき、問題があった場合の通報につながる。

 陸運局は、このシステムを通じてタクシー利用の安心感を高め、サービス全体の質の向上を図っていく。

ソーラポン・パイトゥーンポン陸運局長 写真:運輸局フェイスブックより

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