タイ次期下院選、首相候補支持率で激戦か 現首相がトップのリベラル派と僅差に

【タイ】タイ国立開発行政研究院(NIDA)が実施した最新の世論調査で、2月8日に実施予定の下院選での首相支持で、競争が激しさを増していることが分かった。アヌティン・チャーンウィーラクーン現首相(与党プームジャイタイ党党首)の支持率が、リベラル派で首位のナタポン・ルアンパンヤーウット氏(野党プラチャーチョン党党首)との差を縮めているという。

 NIDAの調査は1月5日から8日にかけ、全国の有権者2500人を対象に行われた。首相候補として最も支持を集めているのはナタポン氏で、支持率は24.76%。これに続くアヌティン首相は20.84%だった。

 調査結果の3位は未定という回答で14.12%、4位は民主党のアピシット・ウェーチャチーワ党首で12.12%、次いでプアタイ党のヨッチャナン・ウォンサワット氏で9.64%だった。ヨッチャナン氏はタクシン・チナワット元首相の甥で、ソムチャイ・ウォンサワット元首相の息子。プアタイ党は(タクシン元首相の次女の)ペートーンターン氏が前回、失脚同然で首相の座から退いたため、党としてチナワット家のイメージを払拭させる方向性を見せていたが、結局は同一族からの首相候補の選出となった。

 政党別の支持動向では、プラチャーチョン党が小選挙区候補で30.40%、比例代表で30.48%と首位を維持。プームジャイタイ党は小選挙区で21.96%、比例代表で22.32%と続き、アヌティン首相への支持は徐々に拡大しているもよう。プアタイ党は小選挙区で15.72%、比例代表で15.44%の3位にとどまっている。

 アヌティン首相は調査結果への感想を記者団から問われ、「選挙運動は活気に満ちている」とした上で、「勝者の気持ちで考えたい。支持率が少しでも上がるのはありがたいことだ」と述べた。バンコクでの戦いについては、「政策をていねいに訴えていく。最終的な判断は有権者に委ねるという姿勢が、党の成長につながる」と語った。

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アヌティン首相 写真:FC Anutinフェイスブックより

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