ガザで最後のタイ人拘束者の遺体、ようやく帰国

【タイ】タイ外務省は12月10日、イスラエルのガザ地区で拘束されていた最後のタイ人の遺体が帰国したと発表した。スティサック・リンタラックさん(43)で、2023年10月7日のハマスによる南部イスラエル襲撃で殺害され、遺体をガザに持ち込まれたままだった。

 スティサックさんはイスラエル南部で農業に従事していたが、ハマスによる襲撃当日に死亡した。イスラエルとハマスの停戦合意で、生存者は優先的に解放されたものの、遺体の返還は実現に時間を要していた。

 イスラエル軍が先週、ハマスから返還された遺体をスティサックさんと確認し、現地のタイ当局に引き渡した。故郷の東北部ノーンカーイ県で葬儀が執り行われる。トリーヌット・ティエントーン労相は「遺族が受けるべき給付を全て保証する」とした。

 労働省によると、イスラエルにはおよそ3万人のタイ人労働者がおり、大半は農業分野で働いている。2023年10月7日のハマスによる襲撃でタイ人47人が死亡、31人が拉致された。31人は後に、2024年に23人、2025年に5人が解放され、3人の死亡が確認された。

ガザで死亡のタイ人人質の遺体、イスラエルから返還へ タイ外務省が確認
ガザでタイ人労働者の遺体発見、生存が期待されていた最後の1人か

関連記事

タイ導入ソフト比較
「ERP」「会計ソフト」
「生産管理システム」「販売管理システム」
2025-26年版
simlex-20240411-004
ページ上部へ戻る