タイ労相、日系工場での労働争議について投稿 「労働省の仲介によって合意」

【タイ】トリーヌット・ティエントーン労相は12月9日、日系工場での労働争議について自身のフェイスブックに投稿した。労働省労働者保護厚生局の仲介により、「労使双方が理解し合って最善の合意に至った」と、歓迎の意を示した。企業名は、「ダイキン工場」とのみ表記している。

 交渉は12時間を超えたが、労働組合員は合意に至ったことによって速やかに職場に復帰した。トリーヌット労相は「これからも労使双方の権利と利益を守る」と、フェイスブックでコメントしている。同相が投稿した合意内容は以下のとおり。

1)2025年の年間ボーナスを7カ月分とし、さらに1万2000バーツと3000バーツを加算して支給する。
2)勤続10年以上の表彰制度について、従来の金(ゴールド)3バーツ相当の支給を廃止し、5万バーツの現金支給に変更する(タイにおける金の重さは通貨と同じバーツで表記され、インゴットで15.244グラム)。
3)2026年の定期昇給を実施する。
4)シフト勤務手当を増額する。
5)2026年の年間休日において、ソンクラーン(タイ正月)と新年の休日追加を検討する。

画像:トリーヌット労相フェイスブックより

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