ミャンマー犯罪拠点から外国人61人解放 タイ入国で安全確保

【タイ】北部ターク県メーソート郡と国境を接するミャンマー・ミャワディーの犯罪拠点から、特殊詐欺などへの加担を強いられていた外国人61人が解放され、2月6日にタイに入国した。プームタム・ウェーチャヤチャイ副首相兼国防相が現地に赴き、61人全員を迎えた。

 解放されたのは、中国人39人、マレーシア人1人、インドネシア人5人、インド人13人、パキスタン人1人、カザフスタン人1人、エチオピア人1人。犯罪拠点撲滅のため、タイ側からの送電が前日から停止もしくは制限されており、そのような圧力が一定の効果を上げたもよう。ほか、燃料の輸出制限やネット回線の遮断なども行っている。プーンタム副首相が現地で明らかにしたところによると、ミャワディー一帯で行われていた犯罪行為は、送電制限の初日1日で40%減少した。

 ミャワディー一帯は、電力をタイからの供給に頼っている。犯罪拠点は今のところ自家発電によって電力を確保しているが、巻き添えとなった一般市民は燃料確保に奔走しているという。

 ミャンマー国内の犯罪拠点は、中央政府の権限が及ばず、タイからの受電で電力事情が安定しているタイ国境沿いに多く存在しているとされる。タイ地方電力公社(PEA)は今回、ターク県、カーンチャナーブリー県、チェンラーイ県で、ミャンマーへの送電の停止もしくは制限に乗り出している。これに対し、不足分はラオスから受電するという報道が、ミャンマーから伝えられている。

ターク県広報局フェイスブック ประชาสัมพันธ์จังหวัดตาก

https://www.facebook.com/reel/1294165111709066

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