【タイ】タイ政府は今年のソンクラーン(タイ正月、水かけ祭り)関連イベントに1億8300万バーツ(8億円相当)を投じる。ペートーンターン・チナワット首相が議長を務めるタイ国家ソフトパワー開発委員会で3月19日、決定した。
会議後のメディア取材に対応したソーラウォン・ティエントーン観光スポーツ相によると、イベント予算は政府中央予算から拠出される。ソンクラーン連休の4月12日から16日までの5日間で、旅行者480万人、観光収益265億6400万バーツ(1200億円相当)を期待する。
バンコクでのソンクラーン・イベントは主に、王宮前広場で開催される。イベント立案を担当する政府観光庁(TAT)は、ソンクラーン祝賀パレード、音楽コンサート、エレクトロニック・ダンス・ミュージック、寺院フェア、食品フェアなどの開催を計画しているという。
ソンクラーンは2023年12月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。2024年のソンクラーン期間中は大々的な「観光ショー」が繰り広げられ、今年も似たような催し物が見込まれる。