【タイ】タイの複数メディアがロイター電として伝えるところによると、タイの民間航空会社バンコク・エアウェイズが、今年前半に少なくとも20機を発注、今後4、5年で30機体制を整える計画だ。
同社が新規購入する機材は単通路型(シングル アイル)航空機で、エアバス、ボーイング、エンブラエル各社への発注を予定している。最終的には現在の25機体制から30機体制に拡張する。一部はリース機もあり得る。同社が保有する機材の一部は導入して20年以上が経過しているという。
バンコク・エアウェイズはバンコクとサムイ島を結ぶ路線を主力事業としており、今年はサムイ線利用客が前年実績の270万人から10~20%増加すると見込んでいる。利用増の大きな理由として、米国ドラマシリーズ「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」の人気を挙げている。同ドラマのシーズン3でサムイ島が舞台となり、実際のロケも同島で行われたことなどで、注目度が一気に高まったという。
同社全体の今年第四半期の予約数は、観光ハイシーズンが終わりかけの時期であるにもかかわらず14%増加。今年通年で過去最高の470万人の利用客を見込んでいる。2024年実績は430万人。すでに、1日50便から73便への増便の承認を得ているという。また、自社所有のサムイ空港も今年後半から、15億バーツを投じた改修工事に着手する。