バンコクの電車とバス、運賃無料延長の見込み「車が10%減った」

更新:対象鉄道はバンコク首都圏の都市鉄道(電車)

【タイ】スリヤ・ジュンルンルアンキット副首相兼運輸相は1月28日朝、バンコク首都圏の都市鉄道と路線バスの運賃無料化を延長する考えを示した。今日の閣議で現在の1億4000万バーツから3億2900万バーツへの予算引き上げを提案するという。

 タイ政府はバンコク首都圏を中心とする大気汚染の悪化を受け、公共交通機関の利用を促して(大気汚染の一因となる)排気ガスを排出する自動車の利用を減らす試みで、1月25日からBTS(高架鉄道)、同ゴールドライン、バンコク地下鉄(MRT)、同パープルライン、バンコク都内の路線バス(BMTA)の運賃を無料とするよう、関係機関に指示した。現時点では31日までの措置としている。

 スリヤ副首相は、「1日当たりの電車利用者が45~60%増え、自動車の交通量が10%減少した。大気汚染も緩和されている」と今回の対策の効果をアピール。延長の考えを記者団に伝えた。

 バンコク首都圏に限定した今回の対策は、「国民の税金をバンコクのためだけに使っている」などと一部から批判の声が挙がっている。

都市鉄道の無料化は「税金の無駄遣い」 バンコクの大気汚染問題で

バンコク都市鉄道と路線バスの運賃が1週間無料 大気汚染対策で

写真:newsclip

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