電子たばこ所持で2.7万バーツ恐喝 タイ警官4人に実刑

【タイ】タイの公共放送タイPBSなどによると、路上検問の際に台湾人女優らから2万7000バーツを脅し取ったとしてタイの警官6人が起訴された裁判で、一審のタイ刑事裁判所は8日、被告4人にそれぞれ禁錮5年の実刑を言い渡し、2万7000バーツを被害者に返却するよう命じた。被告2人は証拠不十分で無罪となった。

 今年1月5日未明、台湾人の女優と友人のシンガポール人男性らがバンコク都内を乗用車で移動中、中国大使館前で行われていた路上検問で、電子たばこを所持していることを警官に指摘され、見逃す代わりに賄賂を渡すよう要求された。2時間にわたるやり取りの末、女優側は2万7000バーツを警官に渡し、解放された。女優は帰国後、タイの警官に現金を脅し取られたと、インターネットの交流サイト(SNS)や台湾メディアなどで訴え、事実が明るみに出た。警官6人は起訴後、免職された。

  在タイ日本大使館によると、タイでは電子たばこ(アイコスをはじめ加熱式たばこを含む)の持ち込み、所持が禁止されていて、違反した場合、10年以下の懲役または最大50万バーツの罰金が科される。また、タイ入国の際の税関検査で免税範囲(1人1カートン=200本)を超えるたばこの所持が摘発されると、高額な罰金が科せられた上、所持していたたばこがすべて没収される。グループで入国する際に1人が他の人の購入分をまとめて所持していても、免税範囲を超過したとみなされる。

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