【タイ】タイ主要空港6港での国際線出発時の旅客サービス料(空港使用料)が2026年初めから、現行の730バーツから1120バーツに引き上げられる。年間およそ100億バーツ(480億円相当)の増収が見込まれ、空港サービス改善やスワンナプーム空港の南側旅客ターミナル建設などに充てられる。
ピパット・ラチャキットプラカン副首相兼運輸相が、タイ民間航空庁(CAAT)がタイ空港公社(AOT)の申請を承認したと明らかにした。対象はAOTが運営するスワンナプーム、ドーンムアン、北部チェンマイ、チェンラーイ、南部プーケット、ハジャイの6空港。国内線は現行の130バーツに据え置かれる。
AOTは詳細をまとめた上で正式承認を得て告知し、4カ月後をめどに新料金を施行する。年間およそ3500万人の国際線利用者を想定している。
一方、空港局(DOA)管轄の空港についても、国際線の旅客サービス料を1便あたり従来の400バーツから最大425バーツ、国内線のそれを従来の50バーツから同75バーツに引き上げることが承認された。南部トラン空港に共通搭乗システム(CUPPS)が導入され、必要設備の半数以上が稼働した段階で適用される。新料金はCAATの承認と、旅客への4カ月前の告知が条件となる。DOA管轄下の北部ピッサヌローク、東北部コーンケーン、ウボン・ラーチャターニー、南部クラビー、スラーターニー、ナコーン・シータマラートの各空港も同様に、システム整備の完了後に新料金を導入する。




















