【タイ】サービーダー・タイセート文化相は、タイの伝統衣装「チュット・タイ」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録が認められる見通しだと明らかにした。登録の可否は12月2〜3日ごろ、中国・厦門で開かれるユネスコ政府間委員会で発表される。
タイ政府は2024年の閣議決定に基づき、「チュット・タイ:タイ民族衣装の知識、職人技術および実践」として、人類の無形文化遺産代表一覧表への登録を申請していた。ユネスコは11月30日から12月5日まで、厦門で委員会を開催。サービーダー文化相は、タイ国民に対して登録審査の結果を見守るよう呼びかけるとともに、男女双方の民族衣装から成るチュット・タイへの誇りを共有してほしいと訴えた。
女性用の民族衣装は、シリキット王太后がタイ王室の衣装を体系的に研究し、その意匠を基礎として整備したものが原型となっている。その後、専門家に委嘱して「伝統的な美しさを保ちながら現代でも着用しやすい様式」へと発展させた。男性用民族衣装は、袖の長さや腰布の有無によって3つの様式に分かれ、半袖は日常や一般行事向け、長袖は儀礼向け、長袖に腰布を合わせた形式は重要な公式行事向けとされる。
チュット・タイはタイの文化遺産とソフトパワーを象徴する存在の一つとされる。近年は若者の間でも人気が高く、観光地で記念撮影をする際に着用する姿が広く見られる。
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