【タイ・ミャンマー】ミャンマー東部カイン州ミャワディー周辺でミャンマー国軍と少数民族武装勢力などの戦闘が激化し、砲弾などが国境を越えてタイ側に落下したことを受け、タイ軍が国境警備を強化している。国境を接する北部ターク県メーソート郡ではタイ人住民1人が負傷しており、政府は住民保護を最優先に対応を進めている。
アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は10月30日、ターク県知事や治安当局に対し、国境地帯の住民保護に必要なあらゆる措置を講じるよう指示した。前日29日には、ミャンマー側の戦闘による砲弾などがタイ領内に飛来し、メーソート郡の住民1人が負傷した。タイ政府はミャンマー側にも状況を伝達しており、改善が見られない場合は防衛措置をさらに強化する可能性があるとしている。
タイ国軍はメーソート税関に対し、正規の国境検問所以外での輸出入に対する特別許可を停止するよう指示した。措置の対象は、メーソート郡の第1タイ・ミャンマー友好橋南側から隣接する同県ポッププラ郡の一部までの区域で、10月30日から11月5日まで実施する。
戦闘当事者に物資が流入するのを防ぐとともに、国境地帯の安全確保を目的とした措置で、自然渡河地点など非公式ルートでの越境貿易を対象とする。正規の国境検問所を閉鎖するものではないとしている。
国境地帯の警戒監視も強化しており、陸軍歩兵第1413中隊は5個部隊を投入し、ポッププラ郡の国境沿いで継続的な巡回を実施している。兵士らは住民らに対し、ミャンマー側の戦闘状況を説明するとともに、国境付近で暴力事案が発生した場合の対応や、不審な爆発物らしき物体を発見した際の通報方法について周知した。また、危険地域では自然渡河地点や非公式ルートの利用を控えるよう協力を求めている。
写真:SMART Soldiers Strong ARMYフェイスブックより



























