【タイ】日本の農林水産省は12日、タイ当局が日本産かんきつ類の検疫条件を緩和したと発表した。
これまでは病気に対する防カビ処理およびワックス処理が条件だったが、選果場の負担が大きいため緩和してほしいとの要望が産地からあり、2018年からタイの植物検疫当局と代替措置を協議。生産園地での適正防除、植物防疫官による栽培地検査および選果こん包施設での目視検査に代替しても、タイへの病気の侵入リスクが十分抑えられることが認められたことから、こうした代替措置による日本産かんきつ類生果実のタイへの輸出が可能となった。