殺人未遂容疑でタイ元警官を逮捕 過去にも2件の拉致・恐喝

【タイ】タイ警察は6月28日、殺人未遂容疑で指名手配されていた元警官の男(54)をバンコク都内ラープラオ区で逮捕した。男は警護・警備部隊に所属していた元下士官で、過去にもタイ人や外国人の実業家を拉致して金を脅し取っていた前科がある。

 事件は2025年末、南部プーケット市内で発生。帰宅途中の被害者の女性が自宅近くの駐車場で、知人との交際を理由に複数の男に襲われ、顔に重傷を負った。犯人らはバイクで逃走し、プーケット地裁が殺人未遂容疑で逮捕状を出していた。

 その後の捜査で、事件の首謀者とされる男がバンコク都内ラープラオ区に潜伏していることが分かり、警察が身柄を確保。男は取り調べで、「仲間に襲撃を指示したが、自分は行っていない」と主張。警察に被害届が出されたことでプーケットから逃亡したと話しているという。

 男は2007年、外国人実業家を仲間とともに拉致し、2800万バーツ(当時9500万円相当)を要求。被害者を鎖で拘束して手錠をかけ、目出し帽で顔を覆ったうえで監禁したが、警官隊の突入で逮捕された。この事件で懲役13年の判決を受けた。

 2016年にはタイ人実業家の自宅に押し入り、麻薬関与と偽って家財を押収。被害者を車で連れ去って監禁し、100万バーツの送金を強要した。この事件では懲役2年8カ月の判決を受けた。

写真:POLICE News Varieties

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