タイ警察、国内7県で一斉捜索 特殊詐欺ネットワークの10人逮捕

【タイ】タイ警察中央捜査局(CIB)は5月20日、オンライン詐欺対策センター(ACSC)からの情報をもとに特殊詐欺ネットワークを一斉捜索し、国内7県で10人を逮捕したと発表した。被害は少なくとも76件、総額1億2300万バーツ(11億円相当)に上る。

 被害者の1人の医師が警察に被害届を出したことから、犯罪の全体像が発覚した。医師は詐欺集団から、警察署を装った背景映像、裁判所や資金洗浄取締委員会(AMLO)の偽造文書などの細工を見せられながら「資金洗浄事件に関与している」と脅され、指示された口座に送金してしまったという。

 警察が捜査を開始し、オンライン通報窓口「Thaipoliceonline」のデータベースを照合したところ、同ネットワークは過去に76件の詐欺事件に関与しており、被害総額は1億2300万バーツに達していた。

 取り調べでは容疑者の1人が犯行を認め、同様の手口で脅して金を振り込ませた際の動画を提出した。警察は組織の上層部の特定に向けて捜査を進めるとしている。ほかの容疑者は否認しており、CIB第2課に送致されて引き続き取り調べを受けるという。

写真:POLICE News Varieties

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