【タイ】タイ首相府のサシガーン・ワッタナチャン副報道官は8月13日、バンコク都サンパンタウォン区内の中華街に近い「ソンワート通り(ถนนทรงวาด, Song Wat Road)」を、新たな観光ランドマークとして紹介した。8月17日まで、光とデジタルによる芸術作品14点を通り沿い12カ所に展示した特別イベント「Awakening Song Wat 2025」が開催されており、午後5時から11時まで一般公開されている。
サシガーン副報道官によると、ソンワート通りでは「Old Soul, New Style–Song Wat 時代を越えた魅力」と題して、官民連携による地域活性化・観光促進プロジェクトが推進されている。ラマ5世時代からの100年以上の歴史を持つ商業区で、仏教寺院、中国廟、イスラムモスクなどの多文化が融合。最近は若者が手掛けるカフェやギャラリーなどが増え、伝統と現代が融合した町並みが注目を集めているという。
政府は今後、観光客の利便性向上を目的に景観改善、公衆トイレ設置、安全対策強化、駐車スペース整備、店舗案内地図(Visitor Guide)作成、価格表示の明確化など、総合的なインフラ整備を進めていくとしている。