「売春」に「使い込み」、タイ仏教僧侶の不祥事が明らかに

【タイ】タイでは6月中旬以降、仏教僧侶による不祥事が複数報じられている。寺院での売春、布施の使い込み、寺院資金の横領、薬物所持などの事件が明らかとなり、これまでに10人前後の高僧を含む僧侶が還俗して逮捕された。ワチラーロンコーン国王(ラマ10世)も事態を重く見て、高僧81人に与えていた称号の取り消しを表明するに至った。

 中でも、高僧などと性的関係を持って恐喝したとされるタイ人の女(35)が逮捕された事件は、各メディアによって大きく報じられている。20人近い僧侶と関係を持ったことが疑われ、一部の行為が動画に撮られて拡散された。女が過去3年間で僧侶から脅し取った金銭は3億8500万バーツ(18億円相当)で、警察は8万点以上の写真や動画を押収しているもよう。

 女は7月15日に逮捕されたが、黙秘を続けているという。恐喝の額が事実であれば、僧侶らの巨額の横領も証明されることになり、捜査の行方に注目が集まっている。

 タイでは今年5月にも、オンライン賭博のために寺院の資金3億バーツを使い込んだ容疑で、高僧が逮捕される事件が起きていた。

有名僧侶の横領事件、捜査難航の見方
王室寺院の住職がオンライン賭博にハマる 3億バーツ横領か

7月15日に逮捕された女 写真:Police TV

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