カンボジアで拘束の一部タイ人、「自発的な犯罪関与」明らかに

【タイ】タイ警察サイバー犯罪捜査課は3月3日、カンボジア・ポイペトの犯罪拠点で地元警察に拘束され、3月1日に帰国したタイ人119人のうち、少なくとも10人が計46件のオンライン犯罪に自ら関与していた疑いがあると発表した。逮捕状が発行されることも明らかにしている。

 タイは近隣諸国や中国と共に、隣国ミャンマーとの国境沿いに点在する特殊詐欺や人身取引などを行う犯罪拠点の撲滅に乗り出しており、カンボジアやラオスでも同様の犯罪拠点の存在を確認していた。特にカンボジア・ポイペトでは、タイ人が捕らわれて犯罪を強いられているとされ、ペートーンターン・チナワット首相が2月28日、「自国民を救い出す」として東部サケーオ県アランヤプラテート郡の国境に赴き、地元当局に対応を指示していた。

 翌3月1日、該当のタイ人119人がポイペトから送還されてきたが、「拉致ではなく自発的な関与」の疑いが報じられ、国境で身柄を引き取ったタイ警察が取り調べに当たっていた。

 自発的関与については今後も詳しく調べられるという。

タイ人119人がカンボジアから帰国 カ警察「自発的な犯罪関与」

アランヤプラテートでのペートーンターン首相 写真:タイ首相府

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