【タイ】タイ石油燃料基金事務局(OFFO)がソンクラーン(タイ正月、水かけ祭り)開催に合わせて、ガソリンおよびディーゼル燃料の価格を1リットル当たり1バーツ下げる方針を明らかにした。連休(今年は4月12~16日)に伴う帰省や地方旅行での出費を軽減させるための「国民へのプレゼント」としている。
今回の値下げは、3月28日に50サタン(0.5バーツ)、4月4日にさらに50サタンとなるもよう。ピーラパン・サーリーラットウィパーク副首相兼エネルギー相によると、原油価格が世界的に安定し、石油燃料基金の財政も改善に向かっていることを受けての措置。同基金は相変わらずの赤字ながら、今年1月初旬の759億バーツから、3月23日時点で600億バーツにまで圧縮できたとしている。今後も不測の事態が発生するまでは、1日当たり1億バーツの補助を続ける見込みと説明した。