バイク事故で死亡の高1女子生徒が臓器提供

【タイ】バイク事故で死亡した高1女子生徒が臓器を提供し、話題となっている。臓器はすでに5人に提供されたという。

 東部チャチュンサオ県に暮らしていたティティワンさんは11月8日、食堂での皿洗いのバイトの帰りにバイク事故を起こし、病院に担ぎ込まれたもののすでに脳死状態に陥っていた。集中治療室に駆けつけた両親は、昏睡している娘は目を覚ますことなく、このまま死を迎えるだけであることを悟り、医師の勧めもあってタイ赤十字社に臓器の提供を申し出た。すでに、目、心臓、心臓弁、肝臓、腎臓が、それぞれの移植を必要としていた患者に渡ったという。ティティワンさんの体は、損傷を受けたのは脳だけであり、ほかはいたって丈夫だった。

 両親は、医師から臓器提供を勧められた際、娘が生前に「何か役に立つ大きなことをしたい」と話していたことを思い出したという。ティティワンさんの火葬は11月14日に行われる。

 

タイ赤十字社がXで公表したティティワンさんへの哀悼文

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