タイ政府、全国服喪期間を発表 国民に90日間の黒服着用を呼びかけ

【タイ】タイ政府は、シリキット王太后が10月24日に死去したことを受け、全国的な服喪措置を発表した。26日(日)には王室葬列と献水が予定されている。

 アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は、すべての官公庁、国営企業、公共機関、教育機関に対し、国旗を30日間半旗とするよう指示。公務員や政府職員には1年間の喪服着用を義務づけた。

  アヌティン首相はタイ国民に対し、「適切な行動」を呼びかけ、娯楽施設やサービス業には30日間の営業自粛や娯楽活動の縮小を求めた。すでに予定されている催しについても、世論に配慮した形式への変更を要請している。また、90日間は可能な限り黒や落ち着いた色の服を着用するよう協力を求めた。70年以上にわたって国民に尽くされた王太后への深い感謝を示すため。

 王室葬列は26日午後4時にチュラーロンコーン病院を出発し、アンリ・デュナン通り、ラマ4世通り、パヤータイ通り、シーアユッタヤー通りを経て、ラーチャダムヌン通りを通り王宮に向かう。全10キロの行程。国民は同日午前8時から正午まで、王宮で献水を行うことができる。外国人も可能。

写真:タイ首相府

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