週末にかけて大気汚染悪化、その後は降雨で多少改善

【タイ】環境省公害管理局が10月25日に発表したところによると、バンコク首都圏で25日から27日にかけて、大気汚染の悪化が予想される。微小粒子状物質(PM2.5)の直近の24時間平均値は1立方メートル当たり19~54マイクログラムで、バンコク首都圏の観測地点36カ所で基準値を超えていた。バンコク都内ノーンケーム区の数値が最も高かった。世界保健機関(WHO)が定める基準値は1立方メートル当たり25マイクログラムだが、バンコクの基準値は同50マイクログラムだという。

 今後数日の大気汚染の悪化は、タイ北部にある寒気団が東北部にも広がり、バンコクを中心とした中部の大気を閉じ込める形をなすことによるもの。ただ、週明けは降雨が予想されるため、大気汚染は少なからず改善される見込みだ。

 タイは通常、雨期が明けて乾期になると大気汚染が悪化する傾向にある。1月から4月にかけて好天が続くことから、大気が雨で浄化されず、PM2.5の話題が取り沙汰される。

乾期中の慢性的なバンコク都内の大気汚染  写真:newsclip

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