【タイ】タイ気象庁が10月25日に発表したところによると、10月最終週の29日に乾期入りし、来年2月まで涼しい日が続く見込みだ。同庁の説明では、海抜100~3500メートル辺りで北東風または東風が吹き、さらに上の5,000メートル以上で西風が吹くことによって、タイの乾期が始まるという。一般的には、北東モンスーンが海抜1000メートル辺りで南西方向に吹き、その下にシベリア高気圧が南下することで涼しくなると説明される。
今年の乾期は、タイ国土の北側(上半分)の最低気温は平均20~21度が見込まれる。昨年の乾期は同21.6度だった。バンコクでは同16〜18度、首都圏では同14〜16度。
最も気温が下がる12月から1月にかけては、北部および東北部の海抜が高い地域で、6〜8度まで下がる見込み。山の頂上付近では降霜もありうるとされる。
タイ南部、特に上の地域では涼しい日が続くと同時に雨が降る日も多めになり、タイ湾は波が高くなる日が増える予想。ハイシーズンのアンダマン海でも同様に、波が高くなる心配がある。南部一帯は熱帯低気圧の到来もありうるという。タイの乾期は通常、タイ深南部一帯を除き、雨がほとんど降らない好天が続く。