武装グループが警察派出所襲撃、警官1人死亡 タイ深南部パタニー
- 2024/10/10
- タイ社会
【タイ】9日深夜、タイ深南部パタニー県の警察派出所と兵士詰所が武装グループの襲撃を受け、男性警官1人が死亡した。武装グループは銃と爆弾で攻撃し、警官らが銃で応戦した。武装グループは20分ほどで撤退した。
タイ治安当局は地元のマレー系イスラム過激派による犯行とみて捜査している。
タイ深南部(ナラティワート、パタニー、ヤラーの3県とソンクラー県の一部)では、住民の大半を占めるマレー語方言を話すイスラム教徒の一部がタイからの分離独立を掲げて過激化し、タイ当局と武装闘争を続けている。2004年以降、約2万件のテロが発生し、7000人以上が死亡した。