【タイほか】タイのメディアが報じるところによると、タイとベトナムのコメ輸出価格が今週、供給不安や堅調な需要を背景に約2年ぶりの高値を付けた。一方、インドでは新米の市場流入が進み、輸出価格は下落した。
タイ産5%砕米の輸出価格は1トン当たり490~495米ドルとなり、前週の480米ドルから上昇した。2025年1月以来の高値水準で、フィリピン向けを中心とする海外需要に加え、一部産地で発生した洪水による生産減少が価格を押し上げた。市場関係者は、エルニーニョ現象への懸念や次期作の供給が来年まで限られるとの見方も相場を支えていると指摘した。
ベトナム産5%砕米の輸出価格も1トン当たり480~490米ドルと、前週の470~480米ドルから上昇し、2024年12月以来の高値を記録した。フィリピンがベトナム産米の調達を再開したことが価格上昇につながった。ただ、フィリピンが購入しているのは25%砕米と100%砕米が中心で、5%砕米の主要輸出先はアフリカだという。ベトナム政府統計によると、10月のコメ輸出量は前年同月比37.2%増の47万5000トンで、1~10月累計では683万トンに達した。
一方、インド産5%砕パーボイルド米の輸出価格は1トン当たり382~386米ドルと、前週の387~392米ドルから下落し、10月8日以来の安値となった。5%砕白米は389~393米ドルで取引された。北部州で新米の出荷が増え始めたことから、西アフリカ向けを中心とする旺盛な輸出需要への対応が進んでいるという。
バングラデシュでは市場への供給は十分とされるものの、燃料価格上昇に伴う生産コストや輸送費の増加を背景に、コメ価格は高止まりしている。
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