【インドネシア】オリエントコーポレーション(東京都千代田区、オリコ)は27日、シンガポールに本社を構え、インドネシアでクレジットカード事業を展開するスタートアップ企業オネスト・ファイナンシャル・インターナショナルに出資したと発表した。
オネストはインドネシアのフィンテック企業の中で唯一クレジットカード事業ライセンスを保有し、スマートフォン完結の申し込みスキームやeKYC(オンライン本人確認サービス)を実装しているほか、インドネシアで初めてバーチャルカードやナンバーレスカードを発行するなど、同国のデジタル決済や金融サービスの分野で革新的な取り組みを展開する。
オリコは、インドネシアの2022年のクレジットカード普及率が5%程度で今後市場拡大が見込めると判断。オネストへの出資で、クレジットカード顧客へのリーチを確保する。オリコの連結子会社でインドネシアでオートローンを展開するオリコ・バリモル・ファイナンスとオネストとの間で、顧客基盤やデジタル技術、金融サービスなどを活用した相互送客を検討するなど、インドネシアの事業展開でシナジー効果を追求する。