和牛輸出のWAGYU JAPAN、タイで加工拠点設立へ FUNDINNOで資金調達開始

【タイ】和牛の輸出・加工・流通事業を手がける「株式会社WAGYU JAPAN」(本社:三重県津市)は、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」で、普通株式による資金調達の申し込みを開始した。目標募集額は1000万円、上限応募額は9990万円。

 同社は農林水産省から事業計画の認定を受け、日本産和牛の輸出における課題とされる「現地での加工・販売の不足」への対応を進めている。今回の調達資金を活用し、バンコク首都圏に高度精肉加工、商品開発、物流、人材育成、販売支援を一体化した拠点「和牛総合研究所」を設立する計画。タイでの事業を基盤に、アジア諸国や中東市場への展開を視野に入れる。

 日本国内の調達網と連携し、和牛を一頭単位で仕入れて輸出する方式を採用する。高級部位から赤身、モモ、スネなどの部位まで現地で商品化し、販売先を細かく分けることで収益化を図る。タイ国内では約50社の外食企業との取引網を持ち、和牛需要の拡大を背景に事業を伸ばしている。今期の売上は3億7000万円を見込む。

 新拠点では、自社の加工・販売に加え、他社が輸出した和牛の加工受託も行う計画で、輸出量の増加に伴う加工需要の取り込みを狙う。豪州産や米国産牛肉の加工・販売も手がけ、量販店やホテル、外食チェーンへの供給を通じて収益基盤の多角化を進める。タイを拠点に、周辺国や中東への展開を進める方針で、将来的にはハラール認証の取得や2030年7月期の株式上場(IPO)を目指す。

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