バンコクの2空港、2029年までに年間利用者1億2千万人 規模拡張へ

【タイ】運輸省は、バンコクの主要2空港の年間利用者数が2029年までに1億2千万人に達する見通しだと発表した。ピパット・ラチャキットプラカーン副首相兼運輸相は、タイを地域の航空ハブとする取り組みを加速させる方針を明らかにしている。

 タイ空港公社(AOT)によると、スワンナプーム空港の年間利用者は2029年に7300万人、ドーンムアン空港は4300万人に達する見込み。北部チェンマイ、チェンラーイ、南部プーケット、クラビー、東北部コーンケーン、ウボン・ラーチャターニーといった地方空港の数字は含まれない。

 このような需要増に対応するため、AOTは複数の拡張計画を進めている。スワンナプーム空港では現在の年間6000万人の旅客処理能力を拡大するため、総額120億バーツ(600億円相当)の東側拡張プロジェクトを準備中で、閣議承認を経た後の2027年の着工を目指している。ドーンムアン空港でも第3期開発計画が進行中で、新たな国際線ターミナルを建設し、交通アクセスを整備する。

 ピパット副首相は、「タイはアセアンの中心に位置し、中国とインドという世界有数の人口大国の間にあるという地理的な優位性を持つ。航空・貨物の地域拠点となる潜在力が高い」と説明。「中東情勢の緊張にもかかわらず、タイの航空産業は成長軌道を維持している」と強調している。

●老朽化進むバンコク・ドーンムアン空港 拡張計画進むも維持管理の遅れ
●タイ空港公社、空港拡張に総額4000億円投資へ 5カ年計画を策定
●【更新:6月20日から1120バーツに】タイの主要空港6港、国際線旅客サービス料を2026年から53%引き上げへ

ドーンムアン空港 写真:newsclip

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