【タイ】タイ首相府によると、今年1月から11月までにタイ全国で新たに設立された企業は8万64社だった。ラリダー・プルートウィワタナー政府副報道官は、タイ経済の先行きに対する一定の信頼感が保たれ、民間による投資活動が引き続き活発に行われていると評価している。
月別では、年初にあたる1月の新規設立数が8862社と最も多かった。一方、最少は4月の6325社で、長期休暇となるソンクラーン(タイ正月)の影響を受けた。
日別では、8月8日の779社が最多で、次いで9月9日の767社、1月9日の716社となった。登録件数が多かった日には、数字が重なる日や縁起が良いとされる日が含まれており、事業開始の時期を重視する投資家の傾向が表れているという。
ラリダー副報道官は、世界経済が不安定な状況にある中でもタイの企業活動が柔軟に対応し、成長の機会を見いだしていることが、新規設立数に現れていると指摘。政府としてはその上で、経済環境、投資、事業活動を支える取り組みを引き続き進め、国内事業者の持続的な成長を後押ししていく考えを示した。



















