タイ国営長距離バス会社、新型車両を導入 12月19日に4路線で運行開始

【タイ】運輸省傘下で長距離バスを運営する国営トランスポート社(ボーコーソー)が新型車両の導入を発表、19日に運行を開始する。バンコク~北部チェンマイ、北部メーソート、東北部ナコーン・パノム、南部サムイ島の4路線に投入される。

 新型車両はドイツMAN社製で、全長12メートル。座席はVIP仕様(24席)。エンジンは排出ガス規制「ユーロ5」に対応し、大気汚染や微小粒子状物質(PM2.5)の排出抑制、燃費性能の向上が図られた。GPS、車内監視カメラ、非常用ハンマー、非常口などの安全設備を備える。

 今回導入の4路線は、バンコク~チェンマイは1日2往復で総距離713キロ、運賃924バーツ。バンコク~メーソートは1日6往復で総距離520キロ、運賃703バーツ。バンコク~ナコーン・パノムは1日2往復で総距離727キロ、運賃941バーツ。バンコク~サムイ島は、バンコクの北バスターミナル(モーチット2)および新南バスターミナル(サーイタイマイ)発着の1日4往復で総距離745キロ、運賃963バーツ。

 今後も順次導入され、最終的に311台体制となって全国路線での運行に充てられる。座席はVIP仕様ほか、1等特別仕様(32席)、1等仕様(36席)の3タイプとなる。

写真:タイ首相府

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