【タイ】タイ政府は5月6日の閣議で、5月を「Mind Month(心の月間)」に指定した。保健省の提案を承認したもので、国民の心のケアに注力する。
ペートーンターン・チナワット首相が自身のフェイスブックで明らかにしたところによると、5月は心のケアを目的とした、50件以上のアクティビティやプロジェクトが予定されている。
持続的な政策としては、全年齢層のタイ国民1350万人を対象とした「メンタルヘルス相談センター」を設置、5月内に37カ所を展開する。年末までに340カ所まで増やしたいとしている。センターでのカウンセリングによって、発生し得る100万人以上の精神疾患を予防することができると見込んでいる。
首相はフェイスブックで、「メンタルヘルスの良好な維持は、医療関係者や専門家だけの責任ではなく、家族、地域社会、国家を構成する国民一人一人の使命」だとし、国民に理解と協力を訴えた。