【タイ】タイ中央銀行(BOT)は4月30日の金融政策委員会(MPC)会合で、5対2で政策金利(翌日物レポ金利)を0.25%引き下げ、年1.75%と決めた。2年ぶりの低水準となる。
今後の貿易摩擦の下押し懸念に対処すべく、セータプット・スティワートナルプット中銀総裁は「安定維持に重点を置く」としている。また、観光業不振や地震被災の影響から、今年の経済成長率の予測もこれまでの2.5%から2%に引き下げた。
国内外の報道によると、「ムーディーズ・レーティングス」は4月29日の時点で、タイの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更している。