【タイ】ハイブリッド車(HV)への税制優遇措置として、物品税が軽減される。ペートーンターン首相を委員長とする12月4日の国家電気自動車政策委員会で決定された。
HVにかかる物品税は10席以下の車両を対象に2026~2032年、二酸化炭素(CO2)排出量が1キロ当たり100グラム以下の場合6%、同101~120グラムの場合9%にそれぞれ固定される。これまでは、2026年から毎年2%ずつ引き上げられる計画だった。マイルドHVに関しては、同じく10席以下の車両を対象に2026~2032年、同100グラム以下の場合10%、同101~120グラムの場合12%にそれぞれ固定される。
優遇措置の条件として、HVは2024年から2026年までに30億バーツ(132億円相当)以上の投資、2026年からのタイ国産バッテリー、2028年からタイ国産重要部品の使用などが義務付けられる。マイルドHVは2024年から2028年までに50億バーツ以上の投資(うち26年までに10億バーツ以上の投資)、HV同様の国産バッテリーおよび国産部品の使用などが義務付けられる。