【タイ】タイ政府は4月22日、タイ中央銀行(BOT)次期理事長にソムチャイ・サッジャポーン元財務次官(63)を任命する人事を承認した。国王の承認を得て官報に掲載され次第、就任する。
BOT理事長選出を巡っては当初、政府が要望したキティラット・ナ・ラノーン元首相兼財務相が候補に挙がっていたが、与党プアタイ党とのあからさまな関係を経済学者などが批判。最終的に、直近の政治活動を禁じる選出条件に抵触すると判断された。その後の2月28日、独立委員会が妥協案のような形で、財務省が推すソムチャイ元財務次官を選出した。