首都バンコク、東北部ナコーン・ラーチャシーマー県に次ぐ人口第3位の県。東北部の最東端、ラオスとカンボジアの国境に接する。
タイ北部のミャンマー・ラオス国境地帯のゴールデン・トライアングルに対抗し、「エメラルド・トライアングル」と銘打った緑深い地域一帯の観光地化が目指されたが、ほとんど注目されないまま廃れてしまった。今では3国の国境地点を指すだけの名称になっているが、その国境も政治的理由から閉鎖が続いており、一般人の立ち入りは禁止。道路わきに標識だけが残る。将来的には国境の開放の計画があるという。
一方、産業的にはバンコクおよびタイ東部経済回廊とベトナム南部の中間地点に位置することから、大メコン経済圏(GMS)経済回廊の重要拠点として発達。工業団地も新規に開発された。
メコン河沿いのラオス国境は人気が絶えない。特にタイ版「初日の出」が有名で、大晦日にはキャンプを張って泊まり込む旅行者が多く集まる。
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人口: 186万9,000人(2021年、内務省地方自治振興局)
面積:1万5,275平方キロメートル(エネルギー省)
距離:バンコクから629キロ(タイ道路協会)
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