日本の灯籠流しや精霊流しに似た行事。旧暦12月の満月の日に行われる。今年は11月27日。
仏教行事と間違われることが多いが、一般には水の女神「コンカー」への祈りや収穫への感謝などを表したものとされる。このような公の説明とは別に、自分の髪の毛や爪を器に入れて川に流す、いわゆる罪滅ぼしの「ローイ・バープ」の行為を兼ねたものともいわれる。さらには、若い男女それぞれが流したクラトンが水の上でぶつかると2人は結ばれるといった、恋占いの行事にも発展している。
本来は自宅近所の川、運河、池などで、灯籠が素朴に流される。最近では経済活性や観光促進のため、役所、大学、ホテルといった単位でイベントが開催され、より華やかなショーと化している。