乾期が終わって雨の日が増えはじめる5月から7月にかけ、フルーツが特産のラヨーン県、チャンタブリー県、トラート県といったタイ東部では、フルーツフェスティバルが催される。新鮮市場の一画でイベントが開かれることが多い。
いろいろなフルーツが食べごろとなるが、特に人気が集中するのがドリアン。この時期になると、ドリアンの食べ放題が目当ての観光客が東部一帯のフルーツ園に集中する。入場料は高めだが、「ドリアンなら元が取れる」という計算なのか、ビュッフェ会場では高価なドリアンばかりが選ばれている。
今年は乾期の終わりに猛暑が続いてドリアンが不作となり、大きく育っていないという。バンコク都内に出回るドリアンも小ぶりなものばかり。例年並みの大振りなドリアンを求めて、今年もタイ東部のフルーツ園を日帰りで訪れるバンコク都民が目立つ。