バンコクのモノレール新路線ピンクライン、配線ダクト落下で車3台破損

【タイ】24日午前4時45分ごろ、バンコク北郊ノンタブリ県のモノレール新路線ピンクラインのサマキー駅(PK04)周辺で高架線路に設置された配線ダクトが地上に落下し、自動車3台と電柱などが破損した。

 同日現場を視察したスリヤ運輸相は正午からピンクラインの運行を停止し、25日はノンタブリシビックセンター駅(PK01)からリヤンムアンパクレット駅(PK07)間を運休し、ジェーンワタナパクレット28駅(PK08)からミンブリ駅(PK30)間のみ運行するよう命じた。

 ピンクラインはノンタブリ県のノンタブリシビックセンター駅からバンコク都ミンブリ区のミンブリ駅に至る34.5キロ、30駅のモノレール路線で、11月21日に運賃無料の試験運行を開始したばかり。バンコク首都圏で都市鉄道グリーンラインを開発運営するBTSグループ・ホールディングスが75%、タイのゼネコン(総合建設会社)大手シノタイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクションが15%、タイ政府系電力会社ラチャブリ・エレクトリシティ・ジェネレーティング・ホールディングが10%出資するノーザン・バンコク・モノレールが線路、駅などの建設と車両、運行システムの導入、運行、整備を担当する。カナダのボンバルディア製の車両を使用する。

 

写真提供、タイ運輸省

写真提供、タイ運輸省

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