セメント片が2階建て路線バス直撃、運転手けが バンコク西郊の道路建設現場

【タイ】30日午後9時ごろ、バンコク西郊のサムットサコン県で、ラマ2世通りの中央分離帯で高架高速道路の建設作業を行っていたパワーショベルからセメント片が落下して、ラマ2世通りの下り車線を走行中の2階建て路線バスのフロントガラスに当たり、フロントガラスが割れて、バス運転手のタイ人男性が飛び散ったガラス片などで顔や腕にけがをした。運転手は衝突直後にバスを停車させ、乗客にけがはなかった。

 ラマ2世通りの道路建設現場では事故が度々発生している。昨年7月には、改修工事中のUターン用陸橋の一部が崩落して、信号待ちをしていた自動車3台にぶつかり、このうち1台に乗っていた男性が死亡した。今年5月には、高架高速道路建設現場で、数メートル四方のコンクリート製の構造物が地上のラマ2世通りに落下し、建設作業員1人が下敷きになり死亡したほか、現場を走行していた自動車4台が破損した。

事故現場(写真提供、タイ国道局)

事故現場(写真提供、タイ国道局)

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