【タイ】タイ東部プラジンブリ県の発電所で放射性物質のセシウム137が入った金属製の容器が紛失した問題で、プラジンブリ県庁とタイ原子力平和利用事務局は20日、記者会見を開き、容器が鉄スクラップとして引き取られ、県内の鋳造所で溶解したとみられると発表した。セシウム137が溶解したことによる健康、環境への影響は軽微だとしている。
この鋳造所で放射能が検出された。当局はこの鋳造所を当面の間閉鎖する。検査の結果、鋳造所の従業員約70人の健康状態に異常はなかった。
紛失した容器は直径12.7センチ、長さ20.3センチの円筒形で、重さは約25キロ。今月10日に地元の警察署に紛失届が提出された。県庁は、容器が盗まれたか、誤って投棄された可能性があるとみて、行方を捜索していた。
![](https://newsclip.be/wp-content/uploads/2023/03/337005284_629584385648091_3383133148539034652_n-300x225.jpg)
写真提供、プラジンブリ県庁
![](https://newsclip.be/wp-content/uploads/2023/03/336891131_6403513743033341_9111282019392965174_n-300x266.jpg)
写真提供、プラジンブリ県庁
![](https://newsclip.be/wp-content/uploads/2023/03/337027818_887632795631694_2459294599785647419_n-300x205.jpg)
写真提供、プラジンブリ県庁