タイの伝説バンド「カラバオ」、来年解散 リーダーは起業で資産350億円

【タイ】結成40年を超えるタイの伝説的なバンド「カラバオ」が来年4月1日に最後のコンサートを開き、解散する。リーダーのエド・カラバオ(本名、ユーンヨン・オーパークン)さんが10日、発表した。エドさんによると、メンバーの高齢化で演奏が困難になった。

 「カラバオ」はタガログ語で水牛を意味する。エドさんらタイ人3人が留学先のフィリピンで結成したバンドで、1984年にリリースした5枚目のアルバムは500万枚を超える大ヒットを記録。翌年開いた初のコンサートには6万人が押し寄せた。その後も高い人気を誇った。

 エドさんは2001年、タイの実業家と共同出資し、ドリンク剤メーカー、カラバオ・グループ(CBG)を設立。CBGはエドさんのネームバリューもあって急成長を続け、2014年にタイ証券取引所(SET)に上場した。11日時点でエドさんと家族が保有するCBG株の時価総額は約85億バーツ(約348億円)に上る。

2014年のCBGの上場。右から4人目がエドさん(写真提供、CARABAO GROUP)

ドリンク剤カラバオ(写真提供、CARABAO GROUP)

 

 

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