【タイ】政府は、保健省健康サービス支援局が作成した「村落保健ボランティア(オーソーモー)法改正案」について、年齢要件や勤務年数の基準を見直し、福利厚生と保護措置を拡充する方向で最終調整を進めている。6月中に閣議提出する見通し。
プローイタレー・ラッサミーセーンチャン政府副報道官によると、今回の改正案は地域医療を支える村落保健ボランティアの活動を法律上明確に位置づけ、地位・権利・福利厚生を制度として保障することを目的とする。5月8日の意見公募で寄せられた提案を踏まえ、実態に即した内容に修正したという。
主な改正点は、1)登録年齢の上限を60歳から65歳に引き上げ、2)福利厚生を受けるための勤務年数を20年から10年に短縮、3)長年活動してきた高齢ボランティアへの保護措置を追加、など。
高齢化が進む中、健康で経験豊富な高齢者が地域医療に参加できるようにし、地域レベルの人材不足の緩和につなげる。多くのボランティアが40〜50代で活動を始める実態を踏まえ、10年であれば現実的に積み上げられる期間として妥当と判断し、福利厚生が受けられる機会を広げる。加齢により活動継続が難しくなった場合でも、これまでの貢献に応じた福利厚生を受けられるようにし、長期にわたって地域医療を支えてきた人々への処遇を改善する。
プローイタレー副報道官は、意見公募の結果と修正済みの改正案を取りまとめたうえで、6月中に閣議審議に付す予定と説明している。
























